こんにちは!

今週もよろしくお願いします。

 

火災保険の内容をオンライン相談で検討する方も増えてきました。

さて今回のブログですが

 

保険金額をどう設定するか?

1つ目のポイントですが

保険内容が『新価』か『時価』かを知る必要があります。

今の火災保険は新価の契約になっている事が多いですが・・

15年前や20年前の長期契約の火災保険では時価契約になっている場合があります。

文字通り『新価』だと

新価評価額

保険の対象と同等のものを新たに建築または購入するのに必要な金額をいいます。

建物であれば新築費用、家財であれば購入費用がこれにあたります。

そして『時価』

時価

新築価格から、経過年数による減価や使用による損耗分を差し引いた金額をいいます。

新価であれば新築価格が2000万だった場合5年後、10年後も2000万の価格は補償できますが

時価だと2000万が段々下がっていくのである程度年数がたって1000万しかなく今回の災害のようなケースで満額出るケースというのはで難しくなってきます。

建物の価格を確認するためには2通りの決め方があります。

1つ目 年次別指数法

新築時点での建築価額が判明している場合は、建物の建築年次を考慮するため、その建築価額に価格変動率(建築費倍率)を乗じて新価基準値を算出します

2つ目 新築費単価法

評価対象物件と同種または同等の材料を使用している建物の標準単価に建物専有面積を乗じて新価基準値を算出します。

新築価格が分かっている『年次別指数法』という計算システムで今の評価額というのを出すことができます。

しかし物価の上昇などで当時の新築価格から再度同じものを建てる金額が上がっているケースはあります。

建てた金額が不明の場合

よく聞くのが建てたのが両親または親族だから分からない

この場合はこの方法で建物の構造などを確認して金額を出すことができます。

さて保険金額の設定ですが

 

保険価格より低い保険金額を設定した場合、災害が発生した時に満額でない可能性があります。

保険用語で『一部保険』という表現になりますが。

保険金額が本来は2000万かけなければいけない建物に1000万だと50%の補償割合になるので保険事故が発生した場合は満額ではなく50%しかでない場合があります。

 

保険金額の設定は大体これでいいだろう?という金額設定ではなく

建てた時の金額を確認する。

不明であれば建物の構造を確認する。

事が災害にあった場合の被害を最小限に抑えるカギになります。

 

今週もありがとうございました。