この季節、ニュースやSNSで目にする機会が増えるのが、 ①台風や大雨の話、②「保険料が変わる」という話、③年末に向けての家計の話。

——実は、この3つはすべて「保険」につながる話題です。

とはいえ「いきなり相談電話がかかってくるのは困る」「よくわからないまま契約を進められたくない」というのが本音だと思います。

「今さら誰にも聞けない保険の話」を3つだけ整理します。

読み終わるころには、やるべきことが3行くらいにまとまっているはずです。

1.台風シーズンだから、まず「水への備え」を確認する

火災保険という名前ですが、多くの火災保険には水害への補償も含まれています。ここで見てほしいのは、次の2か所です。

  • 「水災」という項目が、自分の契約でどうなっているか
  • 「免責金額」(自己負担額)がいくらに設定されているか

同じ「火災保険」でも、浸水に強い契約と、そうでない契約があります。補償の有無や範囲は契約ごとに異なるため、「契約時の説明を思い出す」より「保険証券を見る」ほうが確実です。

あわせて自宅付近のハザードマップ(国土地理院や自治体のサイトで閲覧できます)を一度眺めておくと、「浸水リスク」という概念がぐっと現実味を帯びてきます。

★ここは安心のための確認作業であって、「すぐに見直しましょう」「新しく加入しましょう」という話ではありません。まずは現状把握だけ。

2.10月は「保険料が切り替わる」季節

10月前後は、お金まわりの区切りが重なる時期です。

  • 社会保険:10月前後には標準報酬月額の切り替わりがあり、給与天引きの保険料が変わることがあります。
  • 介護保険:65歳以上(第1号被保険者)の保険料は、住んでいる市区町村ごとに決められています。介護保険の年度は8月1日に始まります。
  • 自賠責保険:2026年11月1日以降に始まる契約から、自賠責保険料が全車種平均で約6.2%引き上げられることが決まっています(約13年ぶりの改定)。自家用乗用車の24か月契約では、17,650円→18,560円となります。

知っておきたいのは、「車検や更新のタイミングによって、支払う保険料が変わる時期が来る」という事実だけ。慌てて手続きや申し込みをする必要はありません。

大事なのは「いつ・なにが・いくら変わるのか」を、自分の家計のメモに書き出しておくことです。

3.年末に向けては「見直しの準備」だけしておく

年末は「今年中にやったことをやり直す」時間がなくなる時期です。だからこそ、いま必要なのは準備だけ。3ステップで15分です。

  • ステップ1:保険証券をひとつの場所に集める(スマホで撮影して保存)
  • ステップ2:この1年で変わった家族の変化を書き出す(進学・転職・住宅購入・両親との同居など)
  • ステップ3:「相談したいことリスト」を作る(例:「水災の免責金額は適切?」「今後の出産で保障は変わる?」)

保険を見直すうえで最初の一歩は、加入中の保障の把握です。「今より良い選択ができるかどうか」は、現状の整理が終わってからで十分です。

まとめ

  • 台風シーズンは「水災・免責金額」の2か所をチェック
  • 10月は保険料の切り替わりが多い。「いつ・なにが・いくら」を書き出す
  • 見直しは「準備」から。慌てないことが一番のポイント

秋の夜長に、昔の保険証券を見返してみる。それだけで、今年の保険のテーマが見えてくるかもしれません。